旅猫
もともと猫好きなので普段から見かけるとすりすりと寄っていく癖がある。それが旅、しかも海外で出会ったりしたらそれはもう、「きゃっ」というノリで近づいてしまう。
最初の台湾では九份のショップでちらっと見かけただけ(しかも急いでいたので通りから)だったのでちょっと欲求不満だったが、今回はその反動か、毎日おデアイがあった。
一番うれしかったのはホテルに住んでいるヤツがいたこと。名前は「オーパン」。由来を聞くとオーはホテルの名前の一部「Origin」の「O」、そしてパンは中国語で「胖」。意味は「大きい」「太った」らしい。確かに結構でかいけど、そこまででぶっちょじゃないのにね。
それより印象的だったのが声。かわいい姿に似ず、すごいダミ声。ごはんを催促しているときな
んかホテル中に響き渡る声で「ミ(ギ)ゃあー、ミ(ギ)ゃあー」。朝といわず夜といわず自慢のダミ声をご披露。
一階カフェの奥が寝床らしく、カフェスペースにもわが物顔で出没。おなじみさんや、猫好き客に可愛がられていた。結構貫禄あるのでそこそこの年かと思ったらまだ6歳ぐらいとのこと。失礼いたしました、オーパン。また会いに行くね。